だから子どもたちも、川で泳ぐのはもちろん、魚を取るのも得意で、毎回たくさんの魚を学校にもってきます。
ちなみに教室では、ナマズ、アユ、はや、オイカワ、どじょう、マス、そしてメダカを１ぴき飼っています。
どうして、メダカは１ぴきかというと、去年ふ化に成功し、たくさん増やそうと努力しました。
しかし、生きつづけたのは、唯一この１ぴきだけだったのです。
だから、みんなでこのメダカを大切に育てています。
今日は、このメダカの水槽の水替えをしました。
水道水は塩素が入っているので、一度水を沸かしてからバケツに入れ、さめるのを待ちました。
３０分ほど経ったので、もういいだろうとバケツの水を水槽に入れ、メダカをもどしました。
きれいになった水に、メダカも喜んで元気よく泳ぐだろうと、外から見守りました。
ところが・・・
泳ぎだして５秒。突然、メダカの動きが止まり、沈み始めたのです。
「どうしたんだ！」
私はすぐメダカを取り出しました。原因は、手を入れてすぐにわかりました。
まだ水が、完全にさめきっていなかったのです。
急いで水道場へ行き、私の手のひらの上で横たわっているメダカに冷たい水道水を浴びせました。
でも、メダカは動きませんでした。
「ああ、こんなことになるとは・・・」
私は、ものすごく後悔しました。
あきらめきれず、メダカの体に、なおも水道水を浴びせ続けました。
すると・・・、なんとメダカが復活したのです。
この時の喜びといったら、もう表現のしようもありません。
奇跡の復活でした。
そのあと子どもたちに、さんざんお説教されました。