休日、腰の調子もいいので、久しぶりに伊豆の戸田港へボート釣りに出かけた。

　すでに４日前、釣り舟屋へ予約をしておいたので、今回は準備万端だ。

　さあ当日。午前３時に釣りの大将Ｔさん（写真右）が迎えに来てくれた。

　いつもながらＴさんは威勢がいい。 　ダイハツのムーブに乗せてもらい、いざ出発。

　軽なのに、とても乗り心地がよく、歌を歌ったり、モノマネをしながら快適なドライブ。

　途中、修善寺の「独鈷の湯」に寄った。ここは無料の露天風呂だ。

　入ろうと思い、手を入れてみたら、熱いのなんのって。５０度はありそうだった。

　それで、あきらめ、達磨山の峠を越え、そのまま戸田港へ向かった。

　午前５時、無事に戸田港に到着。さっそく朝飯を調達しようとコンビ二を探した。

　 　しかしコンビ二はなく、他の店もまだ開いてなかった。

　しかたがないので、自販機で日清カップヌードルを

　２００円で買い、お湯を注いだ。

　カップヌードルを片手に、港を覗いてみると、

　宿泊客が竹竿で釣りを楽しんでいた。

　朝のカップヌードルは、とてもうまかった。

　５時３０分、御浜の駐車場に車を置き、浜辺へと向かった。

　ボートは一日４０００円。大人は二人まで乗ることができる。

　一人当たり２０００円ということだ。

　ちなみに一人で乗る場合は、一日一人３０００円となる。

　ぼくらは、二人で１そう借りた。

　 　午前６時。チャイムと同時に、一斉にボートが沖に出始めた。

　一人ずつボートに飛び乗ると、Ｔさんがオールを力強く動かし始めた。

　行きは僕がナビゲーター。

　沖まで行き、ブイを見つけると、そこにボートの綱を結んだ。

　僕は真鯛のしかけ（オキアミ）と、サビキのしかけ（アミエビ）を取り出した。

　こうして午前１０時までの４時間、ボート釣りを楽しんだ。

　途中、バランスが崩れ船が大きく傾き、危うくひっくり返るところだった。

　その際、ボートに水が入り、二人ともズボンがかなり濡れた。

　さて、釣りの成果は？というと・・・。

　Ｔさんは、ワカシ４本とサバ１本。さすが大将。僕は写真のとおりワカシ３本。

　ワカシは、出世魚と呼ばれている魚で、成長するとハマチ、さらに大きくなるとブリになる。

　４時間の間には、針を取られたり、直前で逃したりした魚も多かったが、けっこう楽しめた。

　魚の棚は浅く、１５ｍから２０ｍ程だった。ボートの上からも、その姿が見えた。

　ボートから降りて釣具をしまうと、港近くの直売店で昼食を取った。なかなかうまかった。

　帰りは伊豆長岡にある日帰り温泉「湯屋光琳」へ行き、温泉でくつろぎ、静岡へもどった。

　午後２時過ぎ、自宅に到着。

　釣った魚は、ビールを片手に、七輪の炭火で焼いた。まさに至福のひととき。

　うちの奥さんも、おいしいと言って喜んでいた。

　（また行こう！）　心の中で、そうつぶやいた。